vol.6 ハイブリッド型バンド(旧エモの代表格)「 Fall Out Boy」Part1
キリハラです。
早速ですが来年1月に新譜を出す予定のエモの代表格(少し古いが)、Fall Out Boy。
彼らは、何というか、多彩である。
バンドサウンドを軸としつつ、表現が多彩である。
■2nd 「From Under the Cork Tree」 から3rd「Infinity on High」までの時期は
特にエモバンドが流行った時期で、彼らはマイケミと共に、`Emo`を代表するバンドであった。
特に3rdはいわゆる捨て曲のない申し分ないアルバムである。
2nd「From Under the Cork Tree」 も彼らの代表作であり、
代表曲『Dance Dance』,『Sugar, We're Goin Down』はこのアルバムに収録されている。
3rd以降は、「Folie à Deux」,「Save Rock and Roll」,「American Beauty/American Psycho」と続く。
彼らの大きな魅力はボーカルの歌声とベースのピートウエンツだろう。
■まずボーカルに関して、パトリック・スタンプ、彼のボーカルは唯一無二である。
■そしてベースに関してだが、レッチリのフリーみたく楽曲内でベースが特徴的な訳ではない。
ベースの演奏に関しては、至って普通。
ここでいうベースとは、ピートウエンツのことである。
このFall Out Boyというバンドの中心は、彼である。
特に名作「Infinity on High」 期におけるアイメイクと前髪アシメとスキニーとパーカー姿は、エモそのものである。
■さて、楽曲に関して、彼らはアルバムを出す度に`色`が変わっている。
エモシーンのトップクラスになろうが、彼らは変化することを恐れずにやってきたからこそ、今でもシーンの最前線にいるのだ。
・1stアルバムはポップパンクにハードコア要素を足したもの。
・2ndアルバムは、EMO。
・3rdアルバムは、2ndアルバムをより磨いたもの。
・4thはその3rdの延長線上にあるもの。
・5thはロックバンドという定義を気にせず、好きなようにやったもの。
・6thは5thの延長線上にあるもの。
といった印象である。
■まず何のアルバムを聴けばよいかに関しては、
好き好みあるだろうが3rdアルバムをオススメする。
『This Ain't A Scene, It's An Arms Race』や『Thnks Fr Th Mmrs』は、
いつ聴いても色褪せない。
是非ロックにあまり馴染みのない、抵抗がある方々にも聴いていただきたいバンドである。