Sa Sa Ru Music

ピックアップしたアーティストのレビューを中心に

vol2. やっぱり「SUM41」Part1

 
どうも、キリハラです。
 
今年のサマーソニック2017に参加された方も多いのではないでしょうか。
私キリハラ、今年も参加してまいりました。
 
さて、今回はその出演アーティスト(今年のサマソニのベストアクトではないだろうか。)の【SUM41】をピックアップ。
 
■今年のSUMMER SONIC 2017、二日目のSONIC STAGEのトリ、SUM41
 
いわゆる青春パンクバンドの集大成でもあった今回のサマソニ2日目。
 
最近では日本のアーティストやEDM、Hip Hop勢の強さにより、少し元気のない
元々のサマソニの魅力であり核であったパンクロックバンド勢の代表格、我らがSUM41
 
■今回の記事に向けて新たに調べることは
何もないくらい、常に彼らを追っている。
 
全曲聴いている、それも何回も。
イントロクイズであれば、ほぼ答えられるだろう。
 
なので、どこからえぐっていこうか、
初めの切り口が難しいところではあるのだが。
 
■まず、ざっくりと彼らを紹介すると、
パンクを基調としながらも、メタル色が強く、ときにはヒップホップの要素も取り入れているバンドである。
(初期LINKIN PARKLIMP BIZKITのようないわゆるミクスチャーロックではない。)
 
出身はカナダであり、現在は5人組であるが、元々は4人組である。
 
はじめにSUMの魅力の1つ、メタルを愛する男、ギターのデイブが3rdアルバム『CHUCK』のツアー終了後脱退。
 
その後トムが加入し、4thアルバムを完成させ、いろいろあって空白があり、ドラムのスティーボが5thアルバムのツアー終了後脱退。
その後新しいドラマー、フランクズーモが加入し、デイブが再加入し復活の6thアルバムが完成し、現在に至る。
 
■彼らの持ち味は、前述しているように
パンクとメタルを絶妙に噛み砕き、形にしているところである。
 
これらは彼らのアルバムの中であると、2nd「Does This Look Infected? 」、3rd「CHUCK」、5th「Screaming Bloody Murder」、6th「13 Voices」で現れている。
 
1stアルバム「All Killer No Filler」 に関しては、ヒップホップの要素を取り入れた10代の元気さをモロに表現したパーティアルバムであり、代表曲である『Fat Lip』がまさにそうである。
 
 
また、『In Too Deep』や『Makes No Difference』といった彼らの代表曲も含まれている人気なアルバムである。
 
そして、この1stアルバムに原点回帰したアルバムが4thの「Underclass Hero」であるが、賛否両論あるアルバムである。
私は正直否のほうであるこのアルバムであるが、確かに表題曲やWith Meなど、これまでの良さを深めた曲もある。
 
この要因としては、明らかであるが
3rdまでいた圧倒的なメタル要素を持っていたギターのデイブが脱退したことである。
 
繰り返しになるが彼らの魅力は、パンクとメタルを絶妙に噛み砕き、メロディアスに形にしているところである。
 
これが一気に抜けてしまい、肩透かししたのである。
 
しかし、5thの「Screaming Bloody Murder」 ではデイブがいないなかで、見事にメタル要素を復活させ、中々素晴らしい仕上がりとなっている。
 
そして、最新アルバムの「13 Voices」。
 
 
結論から言うと、前作を凌ぐ素晴らしいアルバムである。

 

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■ただ、このアルバムにはドラムのスティーボが脱退し、新しいドラマーが入っていることが、残念でならない。
 
新しいドラマーであるフランクズーモも非常に上手く、演奏のクオリティは高いままである。
 
しかし、SUM41のライブにスティーボがいないことは、昔からのファンとしては寂しいものがあることは否定できない。
 
勿論オリジナルメンバーという思い入れも強いのだが、ライブのラストに演奏される定番曲『Pain For Pleasure』が見られないことが大きい。
 
 
彼がなぜ脱退したかは、理由が明確でないのでとやかく言うつもりはないし、新しい体制で上手くいっているので、ここは素直に応援していきたい。
 
■さて、彼らの簡単なバイオグラフィーを紹介してきたが、ここからは曲にフォーカスしてみよう。
 
おすすめは何かと聞かれたら、約65%のファンは2ndの「Does This Look Infected? 」 を挙げるのではないだろうか。
 
なぜなら、このアルバムには『Hell Song』,『Still Waiting』,『Over My Head』、『No Brains』といった曲が収録されているからである。
 


Sum 41 - Still Waiting

 

『Still Waiting』はパンクとメタルの融合配分のベスト、完成形ではないだろうか。なぜこんなにも格好良いのか。不思議でならない。

 

『Hell Song』のイントロのギターリフはなぜあんなにもシンプルなのに、なぜいつまでも高揚感を我々に与えてくれるのだろうか。不思議でならない。
 
■「CHUCK」からは『No Reason(『Intro』含め)』と『We're All To Blame』,『Pieces』、『Some Say』をおすすめする。
 
 
特徴的だけれどもシンプルなリフ。
これがSUMである。
 
彼らがいたから、色んなジャンルに興味を持てた。
 
そう 言わざる負えない。
 
そんな人も多いのではないだろうか。
 
今年のSUMMER SONICの盛り上がりは異常であった。
いや、期待通りの我らのSUM41がそこにいた。
 
期待以上のセットリストに、メンバー全員の仕上がり具合が最高の状態で
良くないわけがない。
 
今日のところは以上。
 
 
 
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