vol.23 「The Used」Scream呪縛からの解放 新曲「Over And Over Again」Part2
こんばんは、キリハラです。
さて、破茶滅茶なPVも公開されたThe Used待望の新曲、『Over And Over Again』。
The Used - Over And Over Again (Official Music Video)
新しいアルバム「The Canyon」収録で、アルバムは10/27に発売される。
The Canyon
そしてなんと今回のアルバム、初の2枚組アルバムである。
なぜこのストリーミング全盛期に、2枚組アルバムを発表するのか。興味深い。
以前、The Usedは取り上げており、
その際に魅力はお伝えしたと思う。
今回はこの新曲に絞って、書いていきたいと思う。
新曲「Over And Over Again」
とても良い。2ndアルバム収録の『Let It Bleed』が頭に過ぎるギターのリフの感じ、
そしてすごく良いPOP。
それと今回のアルバムからギタリストが替わっていることも
影響しているかもしれない。
長年ギターを務めていたクインから、Saosinのジャスティンが加入してから
初めてのアルバムである。
モッシュするよりかは、各々で踊りたくなる楽曲である。
The Usedのファンの多くには、1stのようなバートの絶叫超絶スクリームを期待している人も中にはいるかもしれない。いや、いるだろう。
でもそれを今の彼らに望む必要はないのではないか。
もう彼らはScreamの呪縛から解放されて良い。そんな兆しが見えた1曲であった。
新アルバムの他の楽曲が公開されたら、また取り上げたいと思う。
以上。
vol.22 新作から知った人に向けて過去楽曲のPICK UP「MUTEMATH」 Part2
こんばんは。 キリハラです。
■前回MUTEMATH Part1を投稿したのに続き、本日はPart2を。
そう、この新譜を出したタイミングで、名物ドラマーであるダレンキングが
バンドからの離脱を発表。
予定されているツアーは、別のドラマーで回るとのことであるが、まさかの事態である。
まだ理由が明確になっていないため、これ以上言及を避けるが、とにかく残念である。
楽曲に関して Part2
さて、ミュートマスの楽曲に関して、
Part1以上に深掘りしよう。
■TypicalやSpotlightに関しては、他でも語り尽くされていると思うので、それ以外で。
■Peculiar People
こちら、2004年の「RESET」EPからの1曲。
中盤のYeah~Oh~、そして少しR&B調なメロディで進行していくこの楽曲は
実にMUTEMATHっぽい1曲。
■Chaos
1st「MUTEMATH」からの1曲。
2:44から「ミュートマスRUSH」は必聴。以上。
■Burden
2nd「Armistice」の最後の楽曲。
9:00ほどの長尺な楽曲であるが、MUTEMATHの魅力が詰め込まれているので
是非堪能いただきたい楽曲の1つである。
■Prytania
3rd「Odd Soul」の2曲目の楽曲。
POPでドラムも乱れ打つこの楽曲は、良い天気のときの散歩時における最高のBGMとなるだろう。
以上、ここまで。
次は新譜「Play Dead」の楽曲に関して、しっかり聴いてから触れていきたい。
vol.21 いよいよ5thアルバム発売!ドラムが主役「MUTEMATH」 Part1
どうも、キリハラです。
題名の通り5thアルバム『Play Dead』を先日発表したミュートマスをピックアップ。
新譜「Play Dead」
⬛️まず、新譜に関して触れていきたいのだが、
結論から言うと良かった。
前作みたいな感じになるのではないかと、半分諦めていたのだが、
求めていたミュートマスが戻ってきた!といった感じである。
やっぱりミュートマスはドラムである。
ドラムがいかにクレイジーなビートを刻み、我々の脳をガンガンに揺らしてくれるか、なのではないだろうか。
今作は、前作で全面に出ていた電子音がしっかりと装飾になっていて、
ロックな曲に彩りを与えてくれている。
それも絶妙な塩梅で。
ポールの歌声は良い意味で相変わらずだし、
曲もすこぶる良い。
ミュートマスに求めるもの
それは、やはりぶっ飛んだドラムである。
曲でいうと、『Reset』,『Break The Same』,『Blood Preasure』。
Museも同じなのだが、ミュートマスはライブバンドである。
音源よりも生音。
生音のほうが、威力10倍はある。
そして、初期の『Typical』や『Spotlight 』といった代表曲も待ち合わせ、会場を鉄板で沸かす事が出来るのが彼らの大きな魅力である。
特に『Break The Same』の演奏時の、メンバーパートごちゃ混ぜにしたときの、狂宴は思わず叫ばざるおえない。
注目はやはりドラマーのダレンで、ヘッドセットをテープで頭に巻きつけた状態で、ドラムセット解体し、それをピアノや観客の上に置いた状態でドラムを叩きつける演奏をかましてくれる。
下記のLIVE映像を是非見ていただきたい。
ミュートマスや彼らの楽曲を知らなかったとしても、
心を奪われるのではないだろうか。
Mutemath - Break the Same [Live]
常軌を逸しているクレイジードラマー。
それがダレンキングである。
楽曲に関して
さて、楽曲に関して触れていこう。
バンド構成は、ボーカルキーボード、ドラム、ベース、ギターの4人である。
■1stアルバム「MUTEMATH」では、代表曲『Typical』をはじめとして、『Chaos』や『Notice』といったグルーブ渦巻くドラムで走っていくロックナンバーや、『You Are Mine』といったしっかり聴かせるものもある。
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■2ndアルバム「Armistice」では、代表曲『Spotlight 』をはじめとして、『Goodbye』や『The Nerve』といった気持ち良いロックナンバーが多く収録されている。
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3rdアルバム「Odd Soul」では、更に更にドラムがずっしりと重く響き、『Odd Soul』や『Blood Preasure』、『Walking Paranoia』 などでそれは確認できる。
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■そして、4thアルバム「Vitals」である。
ここで音楽性ががらっと変化した。
賛否あると思うが、正味私はあまり良く思っていない。
「これはミュートマスでなくても良いのでは?」と思ってしまう。
そして、この5thアルバム『Play Dead』登場。
再びドラムにスポットライトが当たり、尚且つバンドのグルーブも進化している。
アルバムとしては、過去最高の出来なのではないだろうか。
まだ、10周くらいしか通して聴いていないが、そう言えてしまう今回のアルバム。
是非、聴いていただきたい!
と、ミュートマスらしさが復活したアルバムを出した彼らであるが、
彼ららしさの核のドラマーであるダレンがなんとこのアルバムを出すタイミングで
脱退という一報が。。
Part2に続く。